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Channel: 管理栄養士コーゲヨーコの 「バランス喰楽部」
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骨カツのための栄養

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女性にとって恐怖の

しわやたるみの原因にもなる「骨ドクロですが、


骨量だけではなく、


骨のも大事です。


骨は、カルシウムでできていると

思っている人多いかもしれませんが、


骨の体積の50%くらい

コラーゲンでできています。


そしてそのコラーゲンは

網の目のようになっていて

小さな分子でつながっているのですが


そのつなげるところがもろいと(劣化する)

ちょっとした衝撃にもたえられなくなったりするので

いくら「骨量」があっても

ダメみたいです。


そのコラーゲン繊維も

「善玉」「悪玉」があって、

「悪玉」

ストレス・深酒・喫煙・不規則な生活

体内に活性酸素が発生すると

「悪玉」になるそうなので

注意しなくてはなりませんね。


「頭蓋骨の老化が肌の老化につながる」という

研究は、

アメリカの美容医療雑誌

「Plastic and Reconstructive Surgery Journal 2011」

で発表されています。


なので、

なるべく早い時期から

「骨カツ」した方が良いと思います。


運動も必須です。

日頃から通勤などで

毎日歩く人はいいですね。


適度な日光晴れを浴びることで

骨を強くするビタミンDが体内で

作られます。


屋内でデスクワークが多い人は

ウォーキングやランニングなど

日光浴を兼ねた屋外でのエクササイズ

おすすめします。


またエアロビクス

体重の移動によって骨に負担のかかる

ヨガやスクワット・筋トレもおすすめです。


水中ウォーキングは、

骨に負荷がかからないので

「骨カツ」の運動にはならないようです。


顔については、

よくテレビ等で

フェイササイズ?で

表情筋をきたえたり、

変顔したりして顔筋を大きく動かすのは

いいことだと思います。


そして

栄養ですが・・・


「骨に大事な栄養素について」


1骨は、まずタンパク質(コラーゲン)が土台。

その上にカルシウム・リンがくっついて、

硬く丈夫な骨ができます。


2マグネシウムが骨の強度や弾力性を

調整して健康を維持します。


3亜鉛がタンパク質の生成を促進して、

骨の成長を促進します。


4ビタミンDが小腸でのカルシウムの

吸収を促進します。


5ビタミンKが骨の土台にカルシウムを

くっつけて、骨からカルシウムを

逃がさないようにします。


6マンガン・ビタミンCもタンパク質の

生成にかかわります。


7はビタミンCによって、吸収が高まります。


8葉酸・ビタミンB12・ビタミンB6は、

コラーゲンを組み立てて、

丈夫な土台を作ります。


それに、

睡眠ぐぅぐぅが加わって最強キラキラになります。


よく、サプリメントだけを摂って安心する人も

多いですが、

栄養というのは、

1つの栄養だけではなく

たがいに作用しあって初めて栄養として

働きます。

いろんな食品を組み合わせて食べること

(噛むこと)も大事です。


なのでサプリに頼らず、

サプリは補助程度にと

考えた方が良いと思います。



たんぱく質


「魚」「肉」「卵」「大豆・大豆製品」「乳製品」ですが、

私はどれも毎日摂ります。


中には「肉」を摂らない方もいらっしゃいますが、


私の考えは

「肉」を食べている長寿で

お元気な方結構多く、

肉を食べているという健康長寿の方は

肌もキレイキラキラだと思っているので

私は食べます。


菜食主義(ベジタリアン)の考えも

わかりますが、

ビタミンB12不足になるということに

注意してくださいね。


「タンパク質を多く含む食品」100g中

(日本食品標準成分表2010より)

チーズ 22.7g  マグロ 24.3

卵    12.3g  豆腐  6.6

牛肉(もも・赤身) 20.7

牛乳 3.3


私は牛乳は飲まないので

乳製品は主にチーズで。

カルシウムもありますし、発酵食品ですし。

あとはヨーグルト。


大豆イソフラボンとして

(女性ホルモンと同じ働き)

豆乳・納豆・豆腐などもよく摂っています。


カルシウム


昨日もかきましたが、

日本人として

日本古来のカルシウム源である

海藻・小魚・豆腐などが、

食卓から離れていませんか???


カルシウムの豊富な食品

     

●乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)

●海のもの(干しエビ・ワカサギ・ししゃも・

        うなぎ・ひじき・ワカメ)

●野菜(小松菜・切干大根・菜っ葉類)

●大豆製品・ごま(豆腐・納豆・ごま・油揚げ)


わかりやすいように、だいたい1回分の

分量を書いておきます。


●乳製品

 牛乳 コップ1杯  198mg

 ヨーグルト 130gで 156mg

 チーズ 1切れ20g 126mg


●海のもの

 干しエビ 3尾(9g) 639mg

 わかさぎ 5尾    220mg

 ししゃも 3尾     165mg

 うなぎのかばやき100g150mg

 ひじき 大さじ1(5g) 70mg

 しらす 大さじ2(10g) 52

 ひじき 大さじ1(5g) 70mg

 カットワカメ(1g)    mg

 

●野菜(だいたい1回で使用する量)

 モロヘイヤ 1/4束  156mg

 小松菜   1/4束  136mg

 大根葉   50g   130mg

 水菜     50g   105mg

 青梗菜    80g    80mg

 切干大根   10g    54mg


●大豆製品・ごま

  豆腐(木綿豆腐)1/3丁120mg

  納豆 1p       18mg

  ごま  小さじ1(3g) 36mg

  油揚げ3g(味噌汁1杯分)mg


またカルシウムだけではなく、


マグネシウム


私が注目している栄養素で

日本人には不足している栄養素です。

マグネシウムを必要とする酵素の数は300種類と

いわれ、新陳代謝や筋肉の収縮にも関係することから

スポーツ選手にもおすすめしています。


種実類(アーモンド・カシューナッツ・落花生)

穀類玄米・そば・胚芽)

豆類(大豆・豆乳・納豆

(丸干しいわし・干しエビ・キンメダイ・牡蠣

海藻(ひじき・ワカメ

野菜(ほうれん草・つるむらさき)


合格マグネシウムは、

納豆・豆腐やごま・かつお・昆布・ワカメなどにも

豊富なので、味噌汁煮物に多い食材です。


私は毎日味噌汁飲んでます。



亜鉛


髪の毛が抜けたり・・・肌のかさつきなど

新陳代謝にも関わっているので

男性にとっても女性にとっても

大事な栄養素ですね。

不足すると味覚障害とよく言われますが、

物忘れにも影響があるので

注意したいですね。


ダントツで多いのが

「牡蠣」

あとは

カニ・牛肉・豚肉・納豆・ごま・卵など

動物性の物に多いので

ダイエットする人・ベジタリアンは不足しがちです。


またお酒を飲む人は

アルコールを分解するときに必要な栄養素なので

亜鉛不足になりがちです。



ビタミンD


きのこ類(きくらげ・干ししいたけ)

乾物(干物・切干大根・高野豆腐など)

(さんま・鮭・いさき・しらす・まいわしなど)



ビタミンK


納豆・ワカメ・しそ・卵・ほうれん草・モロヘイヤ

ブロッコリー・チーズなど



最近の研究で、

ビタミンK・K2が骨粗しょう症の予防・

治療に有効なこともわかってきています。

(チーズもビタミンK2を多く含みます)



わ~、時間がなくなってきました。

続きは明日のブログで書きます。



そうそう、

リンが抜けていました。

(順番からいうと)



リンは、

カルシウムとともに、

骨を助けるのですが、

リンは

魚・肉・大豆製品など普通に食事をしていたら

不足することはありません。



しかし・・・



インスタント食品やソフトドリンクなどには

保存料としてリンが含まれています。

逆に摂り過ぎる

体内でバランスをとるために

骨のカルシウムが排出されてしまうということも

あるようです。



昔コーラを飲むと骨が溶ける・・・なんて

いわれたのも、そのせいかもですね・・・。



明日のブログに続きます・・・(笑)



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