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Channel: 管理栄養士コーゲヨーコの 「バランス喰楽部」
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中性脂肪が低すぎると老化する

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健康診断の続きです。

コレステロール値について→コチラ


今日は、中性脂肪について書きますね。


中性脂肪

基準値30~149mg/dL


●何を見るのか?


中性脂肪とは、

体内の脂肪の中で最も多く、

大部分はエネルギー源として肝臓で作られます。

多すぎると、動脈硬化を促進します。



中性脂肪が過剰になる原因は、

過食・アルコールの過剰摂取・

運動不足などです。



他の生活習慣病とも深く関わるので、

食生活や運動習慣などの見直しが必要です。



・・・ということで、

値が大きい方をよく注意されますが、

今回は少ない方の値について

書こうと思います。



「中性脂肪の値が低いんですけど

問題ありますか?」



というご質問がありました。



答えは、

「低すぎてもよくない」です。



何故かというと、

脂質は悪者扱いされがちですが、

エネルギー源となり、

生体膜や血液の成分をつくる材料であり、

脂肪の消化に必要な胆汁酸の材料、

性ホルモンや副腎皮質ホルモンの材料にも

なります。



また、

脳の半分は、脂質でできています。

それだけ、脂肪酸は、

脳の機能に重要な役割を果たしていると

考えられます。




皆さんもご存知でしょうけど

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、

アルツハイマー型認知症を

予防改善し、

母乳に含まれるDHAで育てた子の方が、

母乳に含まれない調合乳で育てた子より、

認知機能が高いという結果が出たので、

育児用ミルクにDHAを添加するものも

増えているそうです。



妊婦さんにも大事になってきますね。


ダイエットしすぎて、

脂肪の量が少ないと

肌が乾燥してきますが、注意です。


化粧品にも脂肪酸が使われています

オレイン酸やパルミトレイン酸は、

ヒトの皮膚にも含まれている成分です。



またビタミンDは、

食事から摂る他にも

体内でも作られますが、

皮膚に存在するコレステロールから

作られる物質から

日光(紫外線)に当たることで

合成されるのです。



しかも、脂溶性ビタミンの吸収を

助ける働きがあります。



脂溶性ビタミンといえば、

「若返りのビタミン」と呼ばれる

ビタミンE油と一緒に摂ることが大事で、

体の中では、

中性脂肪やコレステロールと一緒に

細胞まで届けられるので、

値が低いと

アンチエイジング(美肌)や免疫力アップ(ビタミンACE)も

効果なしということになり、

肌の老化や頭痛やめまい、動脈硬化を

招いてしまうことにもなるそうです。



適正量の中性脂肪がないと

老け込んでしまいます



・・・ちなみに私も中性脂肪値、

低かったんです。


私は、35歳の時に

子宮全摘手術をして、

ホルモンのバランスが崩れて

15kg太ったり血圧上昇したのですが、

同時に中性脂肪値もずっと低く、

範囲内なのでいわれませんでしたが

ずっと気になっていました。



以前もブログ内で

「女性ホルモンを作るには」

食材をいろいろ書きました。



ホルモンを分泌するのも作るのも

すべては栄養素・食べ物の働きです。



私は女性ホルモンが急激に減って、

髪の毛が抜け、

肌がくすみ、

目の下にクマができやすくなったり、

髪の毛がパサついたり…と経験したので、

よくわかります。



大事なのは、

質のいい睡眠と食事


酵素を摂ることと、

女性ホルモンの材料になる質の良い油

摂ること。


●炒めものには

米油(女性ホルモンのバランスを整える

ガンマオリザノールは米油だけ。

ビタミンEも豊富で酸化しにくい)


●抗酸化力のあるオメガ3の油

アマニ油・しそ油・えごま油


●精製されていないものを使う。

玄米雑穀米・ゴマなどを利用。

白い砂糖や精製された塩は使わない。


●女性ホルモンの材料となる

コレステロール&亜鉛を摂る。

魚介類・アボカド・ココアなど


●エストロゲン代謝に必要な

ビタミンB6

バナナ・さつまいもなど


●エストロゲンと似た働きの

イソフラボン

大豆製品


●女性ホルモンの分泌を

調えるビタミンE

かぼちゃ・オリーブオイル・アーモンドなど。


そして、ホルモンの材料になる

タンパク質を摂って、

それらを合成したり分泌するために

ビタミンやミネラルも摂る。


そうすると、

肌のハリもきっと蘇る…と思い

実践してきました。


すると・・・私の健康診断の結果より

2年前(膝を骨折して2か月入院後の健康診断、運動ゼロ)・

1年前(運動を始めた頃)・

今年(フルマラソンやハーフマラソンなど出場後)で

比較。



●中性脂肪値


384062



おかげで、

肌の調子も良くなったと思います。

アトピー肌の乾燥肌だったんですが、

潤いが少し出てきました。



昨日も書きましたが、

食事だけではなく、

運動も大事だと思います。



カロリーを消費するだけでなく、

老廃物が出ますから。

便秘もないですし。

入れるだけではなく、

要らないものは外に出すことも大事です。



マラソンなんかして、

激しい運動はダメよ・・・という人もいますが、

私の場合、足が遅いので

短い距離でもフルマラソンでも

100mを36~40秒くらいで走ります。



走っているとランナーズハイという

幸せホルモンドキドキβーエンドルフィンも出ます。




管理栄養士コーゲヨーコの                「バランス喰楽部」-3

こういう顔で、ゆっくり楽しく走ってます。

(Sさん、ありがとうございます。)

今週は火・水・木、15km走りました。

1時間半くらいかけて走りました。



24時間マラソンに出場の森三中の

大島さんに注目しています。


減量しなくてはならないとか

プレッシャーやストレスで、

楽しく走れるかな~??と思いますが、

遅くてもいいから、

笑顔で楽しく走ってほしいですね。



短い時間より、

ゆっくりでも長時間かけて運動した方が、

カロリーは消費できます。



カロリー表示を気にするより、

バランスの良い食事をして、

ちょっと多かったな~と思ったら、

自分に合った運動をするといいですよ。



ストレスも緩和、新陳代謝もよくなり、

疲労回復・質のいい睡眠・

成長ホルモンで若返り・・・

いいこと尽くしです。


更年期症状もありません。

薬は私全く飲みません。


ちなみに今日のジュースは

人参ジュースではなく

大好きドキドキアボカドジュースです。


管理栄養士コーゲヨーコの                「バランス喰楽部」-1

アボカドは、

食物繊維豊富・抗酸化作用・

オレイン酸(美肌作りに良質な油)が豊富


「食べる美容液」ですね。

ミキサーで豆乳(女性ホルモンに似たエストロゲン)

を入れて、

ちょっと蜂蜜を入れて作りました。


最高に美味しいです

うまうま・・・幸せ~ドキドキ



ぽちっと押してくださると
   ダウン ダウン ダウン    ダウン ダウン ダウン 元気がでますドキドキ

管理栄養士ヨーコさんの「バランス喰楽部」脱カロリーで正しい食事指導教えます!-栄養士

栄養士ブログ第1位。
いつもありがとうございます好 嬉しいです。



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