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日本農業新聞掲載 TPPと医療について      麻生副総理の発言から医療費削減について

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先日、5月4日の日本農業新聞15面

ほんのちょっとですが、

TPPについてのコメントを名前入りで

載せていただきました。


若い管理栄養士さんがTPPの問題点を

市民向けのイベントから触れるという奮闘記と

一緒に、

私もちょこっとコメントしています。


管理栄養士コーゲヨーコの                「バランス喰楽部」-1


関係者の方、ありがとうございます。

2年前の私のブログ記事がきっかけみたいです。


このブログでは、

2年前

「TPP」って何だ???

賛成派の考え方は?

●TPPに参加したらどうなるか・・・?

●農家の収入、米農家の時給っていくら??

など書きました。



詳しくは→コチラ



そして

1年半前には、


●TPPは、

私たちの「食」や「暮らし」を

どう変えるのでしょうか?


・・・私には、

アメリカや中国に意見が言えず、

いいなりになってしまう

「イエスマン」でしかない姿しか

浮かびません。


●自給率と地域活性化を期待された

「地産地消」は、

続けるのでしょうか?


…というようなTPPと

農業の問題について書きました。


詳しくは→コチラ



今日は医療について書こうと思います。


というのも、

先日麻生副総理兼財務相

信じられないビックリ

発言をされたからです。


その発言とは・・・


食いたいだけ食って、

飲みたいだけ飲んで、

糖尿病になって

病院に入っているやつの

医療費はおれたちが払っている。

公平ではない。

無性に腹が立つ。



生まれつき体が弱いとか、

けがをしたとかは別の話だ。


(病院に通わずに

医療費がかからなかった高齢者に対して)

「10万円をあげる」と言ったら、

(全体の)医療費は下がる。

それが最もカネがかからない方法だ


詳しくは→コチラ


ホントにびっくりしました。


1月にも麻生副総理兼財務相は、

終末期高額医療費をめぐり、


さっさと

死ねるようにしてもらうなど、

いろいろと考えないと解決しない


というビックリ発言され、

撤回されたばかり。


糖尿病は、

暴飲暴食をした人がなるという

確定的?なご意見にはビックリしました。


先進国では、

低所得者ほど肥満者や糖尿病が多いという

状況もあります。


野菜を食べた方がいいとわかっていても、

高すぎて買えない、

そこから

栄養バランスが悪くなり、

病気になるという場合もあります。


遺伝によるものも、

自己責任とはいえないと思います。


また病院へ行かなかったら

10万円をあげる・・・となったら、

みんな無理してでも、

病院に行かないでしょう。


我慢して手遅れになったり、

感染病だと広がってしまいそうです。


安易なアイディアだと思うのですが。


私たち一般人が

冗談や思ったことを

適当にいうのならともかく、

日本のトップの人が

簡単に発言することでは

ないと思います・・・。


麻生副総理兼財務相が、

どうしてこんな発言をするのかというと・・・


医療費が破綻寸前だからでしょうか?

それともTPPを意識して??



現在医療費の自己負担は、

外来・入院にかかわらず、

「保険証」を出すと医療費の

自己負担で治療が受けられます。


残りの健康組合が負担しています。

現在、

10歳~小学校就学前の乳幼児→医療費割負担

2小学生以上69歳以下→医療費割負担

370歳以上75歳以下→医療費割負担


しかし、3については、

今年の2月に、

自民党の小泉進次郎青年局長

12日の衆院予算委員会で、

特例措置で1割となっている70~74歳の

医療費窓口負担を2割に戻すよう主張した際、

野党議員ばりの厳しい言葉で

田村憲久厚生労働相に迫った・・・


詳しくは→コチラ


・・・とあるように、

3については、近々2割に戻ると思います。


それだけ厳しい状況にあるんだろうな・・・と

想像できます。



これにTPPが加わったらどうなるんでしょうか?



今の保険制度は、

「みんなでお金を出し合って、

医療負担を均一にしよう、。

所得のいい人から多くとりましょう」という制度なので、


所得が多くて、病院に行かない人にとっては、

不公平を感じるのだと思います。

麻生副総理兼財務相のように)


TPPが加わると、

保険適用できる治療

保険適用できない治療・・・がでてきます。



そうすると、

お金持ちは、高い治療が受けられ、

貧乏な人は、治療費が全額かかるので

受けられなくなると思います。




麻生副総理兼財務相の思うような

医療制度かもしれませんが・・・。



アメリカの医療は、世界で一番高いと聞いてます。



病院に行けない貧乏人が増え、

ますます生活習慣病をはじめ、

糖尿病が増えるでしょう。



私は、そう考えてしまいました。



とにかく、

内密に話を進めないで

アメリカの言いなりにならないでほしいです。



サプリメントや健康食品についても、

「健康にどんな効果があるのか」を示す表示

(機能性表示)がありません。


トクホは健康食品に表示してますが、

サプリメントには、表示はできないそうです。


表示すると薬事法違反になるとか。


食の安全基準や、

添加物・遺伝子組み換えの問題も、

アメリカの基準に合わせられ

日本独自の安全基準が壊れるような

気がしてなりません。


これからも疑問に思ったことは、

ブログで声を挙げていこうと思います。


あ、麻生副総理兼財務相のこと、

今回、凄く悪く書いてしまいましたが、

多分、ご本人は悪気があって

発言されたんじゃないと思います。


誤解を招きやすいというか、

わかりやすいというか・・・。

悪い人ではないと思いますが、

発言により気を悪くされた人も

多いと思いますので

そこは撤回し、

謝罪していただきたいと思いました。


TPP農業問題は、

深刻な跡継ぎ問題に拍車をかける気がします。



山口県も

今農業を引っ張っている人は、

70代の高齢者だそうです。


今後どうなるのか不安ですが、

身近なところで、少しずつ。



今週末、野菜ソムリエのコミュニティー



「旬の野菜を収穫しよう!!

たまねぎ収穫体験」に参加します。



実際に地元の農産物を収穫して、

生産者たちとのコミュニケーション

地域の食文化や農産物と命の関わり

理解し、少しずつ広めて行けたらなと思っています。


ぽちっと押してくださると
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管理栄養士ヨーコさんの「バランス喰楽部」脱カロリーで正しい食事指導教えます!-栄養士

栄養士ブログ第1位。
いつもありがとうございます好 嬉しいです。


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