大人の社会見学　後編 ～花燃ゆ館～ 高杉晋作＆吉田松陰

野菜ソムリエコミュニティー山口の

「大人の社会見学」のラストは、

花燃ゆ大河ドラマ館でした。

ＮＨＫ大河ドラマにちなんで

開催されているもので

来年の１月１０日まで

旧明倫小学校の体育館で

開催されています。

そう、

萩市の明倫小学校は

２０１３年に新校舎になりました。

新校舎はもともと隣接してあった萩商業高校を

小学校用に改築・改修したそうです。

実は旧校舎は

文化的価値が高く、国の登録有形文化財に

指定されているそうです。

この明倫小学校は、

萩市の市街地の中心にあります。

観光スポットにもなります。

旧校舎（旧明倫小学校～２０１３）

ちょっと前まで

小学校だったとは思えない門構えですよね・・・。

素晴らしい建物です。見学できますよ。

この小学校内の広い敷地内にある

旧体育館で、

花燃ゆ大河ドラマ館が開催されています。

そこへみんなで行きました。

入り口は

「大人の社会見学　前編」でも冒頭ご紹介しましたが

主人公　文（吉田松陰の妹）と

久坂玄端の結婚式の衣装です。

ドラマに出演している芸能人のコーナーの

撮影は禁止でしたが

その他は大丈夫ということでした。

パネルの展示やドラマでの

松下村塾や

杉家のセットやロケ風景のシアターコーナー

などありました。

見どころは

出演者の色紙でした。

俳優さんたち、達筆の方が多く

お人柄のわかる

個性的な素晴らしい色紙でした。

大御所の俳優さんたちは

さすがの貫録です。

ぜひぜひ。スゴイよ。

受付で配られたカードを機械に置くと

そのカードの人物がアニメーションで出てきて

説明してくれるという

画期的なものもありました。

ちなみに

受付でカードをいただきますが、

ゆかりの人物１０人のうち誰に当たるかは

わかりませんが、

私は大好きな高杉晋作のカードを

いただきました。

アニメーションは

こんな感じ

時代の風雲児といわれる

高杉晋作。

アニメーションを見てもわかりますが、

歴史に残っている写真を見てもわかりますが

彼の頭だけ

ざんぎり頭。

なぜ上級武士の彼が

そういう髪型になったのかは、

大河ドラマで多分やると思うので

ここでは述べないことにします。

今の時点ではまだです（笑）

まあ～～～かなり変わり者です。

勤勉な藩士の父親に、

長男で気性の激しい跡取り息子で

藩の将来を思い過激な行動を取るため、

藩からは何度も左遷にあいます。

最後は、

高杉家とは縁のない他人として

亡くなりました。

妻宛の手紙に、一人息子は自分ではなく、

父親のように育てて欲しいと頼んでいます。

吉田松陰先生は、

高杉晋作が

何をするかわからないところがあり

危ないと察したのでしょう、

頭がよく真面目な久坂玄端と競わせます。

松陰の死後、

池田屋事件で四天王の吉田稔麿が亡くなり、

返り討ちの蛤御門の変で

同じく四天王の久坂玄端・入江杉蔵亡くなるなど

主要人物が次々亡くなり、

第１次長州征伐で１５万の幕府勢に攻められ、

それと同時に

アメリカ・イギリス・フランス・オランダの連合艦隊に

攻められるという

絶体絶命のときに

長州は高杉晋作を

4カ国連合艦隊との講和使節として

任命します。

ちなみに、

高杉晋作このとき、２４歳。

高杉晋作が一緒に連れて行ったのが

弟分の伊藤俊輔。

のちの初代総理大臣です。

４か国連合は、

莫大な賠償金と下関の領土の一部を植民地にしようと

高杉晋作を待ちます。

ところが・・・
高杉晋作の格好は・・・（笑）

そして、その表情は・・・

連合艦隊側の通訳アーネスト・サトウは

後に高杉晋作を

「まるで魔王のようだった」

と話しています。

「伊藤、訳せ」と言いながら

いきなり訳せない

「古事記」を

話し始めたという・・・

みんなあっけにとられて

連合艦隊も「もういい・・・」と。

長州は負けたのに

高杉晋作は勝った・・・みたいな。

おかげで

日本は植民地化を免れた・・・という。

・・・この様子を１９７７年の大河ドラマ「花神」で

以前

全く顔の似ていない

中村雅俊さんが

高杉晋作を

超熱演していますので

ぜひぜひ

見てほしいです⇒コチラ

(ＰＣで見てね）

今回の大河も

このシーン、はずさないで欲しいな・・・。

ちなみに・・・

私はずっと高杉晋作ファンだということを

いってきていたんですが、

なんと・・・

私の職場先でお世話になってる方が

高杉晋作の末裔の方で

しかも

私が以前行った下関にある功山寺

（奇兵隊発祥の地）の

銅像の

高杉晋作…の顔は

その方の中学校のときの

証明写真の顔を見て作られたそうです。

なので、私

高杉晋作ファンとしては

なんだかすごいことかもしれないのですが

（奇遇ですよね）

その方

スゴク真面目な方なので・・・（遺言通り）

顔は似ていらっしゃるのかな・・・

雰囲気は違いますが目のあたりはそうかも。

ちなみに

今の総理大臣

安倍 晋三（あべ しんぞう）総理の

「晋」の字は

高杉晋作から由来しているとか・・・。

山口県人けっこう晋作ファン多いので

名前に「晋」の字つけている人

多いです。

話はそれましたが、

最近うちの夫も

最初は「絶対見ん」といっていた

大河ドラマ「花燃ゆ」

みています。

お風呂上りに偶然見た

久坂玄端役の東出昌大さんが

良かったみたいです。

最近、我が家に全巻ある

を読み返しているようです。

ここにも、よく長州人のことが

書かれていますから。

「大人の社会見学」からかなりぶれましたが

連れて行ってくれた友人が

すごくこの時代に興味があったみたいなので

私ずっとしゃべっていました・・・。

最後に

昨日のブログにも書きましたが

道の駅「萩往還」⇒コチラ

こちらもおすすめです。

私

映画「獄（ひとや）に咲く花」⇒コチラ

吉田松陰生誕１８０年記念映画

や

長州ファイブ⇒コチラ

もみているんですが、

最後に

吉田松陰先生のことを書きます。

歴史上で

吉田松陰先生のことを

「狂人」という人も多いのですが、

教育者としては優れた人ですし

かなり頭のいい方です。

これから「花燃ゆ」でどう描かれるのか

わかりませんが・・・

黒船に乗って留学しようとして失敗しましたが

弟子たちは

イギリス留学などをしています。

安政の大獄も…描かれると思いますが

その前に

弟子たちと大喧嘩をします。

黒船で捕まった時に

「かくすればかくなるものとしりながら

やむにやまれぬ大和魂」

（このようなことをすれば、

こうなることはわかっていた。

しかし、それでも私を行動に踏み切らせたのは、

日本を想う心に他ならないのだ。）

と詠んでいますが

そのときに愛弟子も亡くしているので

いろいろ考えたのでしょう。

これからドラマでは

彼が「狂人」となりますが

これは彼がわざと

仕掛けたことだと

私は思います。

彼は

犠牲になったのだと思います。

自分の役目はそれで

そうしないと時代は変わらないと

考えて考えて出した結果

なのだと思います。

でないと自分から

（殺されることを恐れず）

捕まりに行ったようなものですから。

花燃ゆのドラマの中でも何度か

松陰先生のセリフの中で弟子たちに

「諸君、狂いたまえ」

といいますが、

なかなか奮起しない若者に

カツを入れたかったのでは

ないでしょうか？

実際、松陰先生亡き後に

カツが入った彼らは

時代を変えましたけど・・・。

そして私もちょっと気づいたことがあります。

ちょっと前に

ブログで書きましたが

スティーブ・ジョブス氏の

世界を動かすであろう若者に送った言葉

「Stay hungry, stay foolish」

（ハングリーであれ、愚かであれ）

詳しくは、⇒コチラ

もしかして、松陰先生と同じでは？

彼も、

自ら時代を改革していった人です。

松陰先生と同じことを

言っているような気がしてなりません。

カツを入れたかったのでは？

ちなみに、

幕末で「志士」といいますが、

この言葉は「幕末・維新」に限られた言葉で

吉田松陰先生が、

「孟子」の中から引用した言葉で

「仁を備え、死を恐れない勇者のこと」で、

松下村塾を巣立って江戸や京都へ行った教え子を

そう呼んだそうです。

ドラマの中でも「志(こころざし）はあるか？」とよく言っていますよね。

今日は

歴史が好きではない人にとっては

苦痛なブログだったかも・・・。

でも知ってほしいな。

そして、

「大人の社会見学」楽しかったです。

今回参加できなかった人、

次回はぜひぜひ！！！

また企画してください～～。

ありがとうございました。